胃について|そもそも胃はどんな役割構造になっているのでしょうか。意外と知られていないことがあります。

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胃の役割

みなさんは胃について興味をもったことはありますか。食べ物を食べれば、胃に送られて、胃で蓄えられて…と、普段、特に意識することは少ないのではないでしょうか。しかし、胃のことをよく知らずに、胃に負担をかけ続けていると、胃潰瘍になってしまいます。毎日食事をとることによって、胃も毎日活動をしています。ここでは、そんな胃の役割について述べたいと思います。

基本的に胃とは何でしょうか。また何をしているところなのでしょうか。簡単にいうと、胃とは食べた物を貯蔵し、消化しやすい状態にする場所です。胃は消化管の中で最も内腔が広く、壁も厚い臓器です。空腹時はしぼんでいますが、食べ物が入ると1.5~2.5リットルくらいの大きさになります。また胃粘膜には胃液を分泌する無数の分泌腺があり、1日に約2リットルの胃液が分泌されます。

では、胃ではどんな働きをしているのでしょうか。前述にもあるように食べた物を一時的に蓄えます。そして、ぜん動運動と胃液の働きにより、食べた物をおかゆくらいの硬さにして消化しやすい状態に4時間ほど時間をかけて行います。その他、食べた物と一緒に入り込んでしまった細菌を胃酸で殺菌することをしていたり、消化酵素の働きでたんぱく質を消化したり、アルコールの一部は胃粘膜から吸収されます。

胃の構造

現代社会において、食べすぎや飲みすぎ、ストレス等が原因で胃に負担をかけてしまい、胃炎や胃潰瘍などを患ってしまうことが少なくありません。では、その胃とはどんな構造をしているのか、根本的なところを探っていきましょう。

胃と言っても、人の顔や体型がみんな違うように、胃の形もそのひとの体型、体質により違ってきます。食べることが好きで肥満気味な体型の人は、まわりの脂肪などから胃へ負担をかけてしまいます。そんな人は胃の形が横向き(横胃)になっていることが多いそうです。また逆に、あまり食べない人で少々痩せている人は、胃への負担が少ない変わりに脂肪や筋肉など、胃を支えてくれるものが少なく、縦に伸びてしまいがちです。このような胃を長胃といいます。なお、どちらにも該当しないような、一般的の人の胃の形は、胃のイメージで浮かんでくるような形(鉤状胃)になります。

どの胃が良くて、どの胃が悪いというような区別はありませんが、肥満気味の体型の人は胃がどうこうというより、自分の体、全体のことを気にする必要がありそうです。一方、痩せている人の胃の形も、そのままほっといてしまうと、胃が下のほうに垂れさがってしまう胃下垂というものになってしまうので、胃を支えてくれる脂肪や筋肉が必要です。