胃について|そもそも胃はどんな役割構造になっているのでしょうか。意外と知られていないことがあります。

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胃とストレス

胃はストレスに弱いと聞いたことがあるでしょうか。ストレスを抱えていたことが原因で胃潰瘍や胃炎になってしまった方もいることでしょう。では、どうして胃にストレスがかかってしまうと、そのような症状が出てきてしまうのでしょうか。

ストレスにより胃へ負担をかけてしまうと、胃酸の分泌が通常より多くされるようになり、胃粘膜を損傷するようになってしまいます。普段だと、内臓の働きは自律神経により調整されるようになっていますが、強いストレスが原因で、神経に影響が出てきてしまい、それに伴い、胃の調整機能にも同じように影響が出てしまいます。まず、ストレスがかかると、交感神経が他の神経より先に働くようになります。これにより血管が小さくなるため、血流が滞ってしまいます。いわゆる、顔色が真っ青になる状態のことだとイメージするとよいでしょう。次に、そのストレスがかかった状態が緩和されると、今度は副交感神経が働くようシグナルが伝えられます。それにより胃腺からの胃酸の分泌が高まるとともに、血管が広がり血流が増え、活性酸素が発生するようになります。この胃酸と活性酸素が胃の粘膜を攻撃し、胃が損傷してしまうのです。

また、ストレスがかかると胃は胃自身を守ろうとする力が弱まり、逆に胃を気づ付けてしまう恐れのある力が強まります。その結果、胃の中でバランスがとれなくなり、胃炎や胃潰瘍を発症してしまいます。